特許コラム
2010年7月14日 水曜日
なぜ独立したのか?
特許事務所を開設して3年目になるわけですが、その間に色々な人からよくされたのが、
「なぜ独立しようと思ったんですか」
という質問です。
そして、そう聞かれるたびに、答えに窮します。
なぜ独立したのでしょうか。
本当に私にもわかりません。深い考えがあったわけでもないし、昔から独立することを目標にしていたわけではありません。「なぜ」と聞かれて答えられるような明確な理由はありません。
ですから、「たまたま、そういう巡りあわせがやってきた」というくらいのことしか答えられません。
とはいえ、私自身としては、そういう独立の仕方も悪くないと思っています。
明確な目標やはっきりしたビジョン、こんなことをやりたいという野望等を持たず、真っ白な状態で独立したのですが、それゆえにこだわりなく事務所経営のことを考えられましたし、独立してから学ぶことも非常に多かったです。
そんななかでも、色々とやっているうちに自分が今やらなければならないこと、目指すべき方向は少しずつ見えてきて、事務所も少しは形ができてきたという感じです。
何にせよ、3年目に入った今でも「なぜ独立したのか」と考えると、ちっとも答えは出ません。しかし、「独立するんじゃなかった」とだけは一回も思っていないことを考えると、独立の理由というのは大切なことでないのかもしれません。
投稿者 八木国際特許事務所